白熱電球と蛍光灯の違い
家庭用の電球として利用される照明器具は大きく「白熱電球」と「蛍光灯」に分類する事ができます。ここでは、これらの違いを「経済性」「光の質感・演出効果」などから比較し、どのような形で白熱電球と蛍光灯を使い分ければよいのかを解説します。
白熱電球と蛍光灯の経済性比較
ご存知の方も多いとは思いますが、蛍光灯と白熱電球では経済性ではダントツに蛍光灯に軍配があがります。白熱電球40W相当の明るさを一日6時間程度利用するという前提で白熱電球と蛍光灯を利用した場合、年間で2,000円もの差が出てきます。
※電気代は「W数/1000×時間×23円(1Whあたりの電気料金)」で計算できます。
白熱電球と蛍光灯の経済性計算
それでは、電気代以外の項目(電球の寿命および単価)を加味して総合的な白熱電球と蛍光灯の経済性を計算していきます。
比較項目 |
||
寿命 |
1,000時間 |
6,000時間 |
1個あたりの単価※
|
80円 |
900円 |
寿命加味後の単価(1) |
80円/1,000時間 |
150円/1,000時間 |
時間当たりの電気代(2) |
920円/1,000時間 |
230円/1,000時間 |
総コスト (1)+(2) |
1,000円/1,000時間 |
380円/1,000時間 |
以上のように蛍光灯の方が約3倍も経済的には効率的といえます。
※白熱電球と蛍光灯の単価については、「電球通販コストプラン」におえる「L100V40W(40W型白熱電球)」「EFA10EL/8-R(40W相当電球型蛍光灯)」の単価を参考にしています。
白熱電球と蛍光灯の光の質感・演出効果比較
経済性では、蛍光灯に大きく水をあけられてしまった白熱電球ですが、光の質感や演出に関する効果については、どうなっているのでしょうか?ここでは、白熱電球だからこそできることと、蛍光灯がその仕様上持っている欠点について解説します。
白熱電球と蛍光灯の特徴比較(1):調光が可能
白熱電球は調光器と併用する事で0〜100%の調光が可能なのに対して、蛍光灯は60〜100%程度しか調光ができません。
白熱電球と蛍光灯の特徴比較(2):演出と特性
白熱電球は光を集中させやすいことから、陰影を出しやすくなっており、インテリアなどをより立体的に見せるなどの効果があります。また、物体のツヤなどの表現にも優れています。
対して、蛍光灯の場合、フラットな拡散する光が照射されるため影ができにくくなっています。しかし、その分 直接光源を見てもあまりまぶしくないという特徴があります。
白熱電球と蛍光灯の特徴比較(3):蛍光灯の弱点
蛍光灯はその仕様上、点灯に関していくつかの弱点があります。
・スイッチを入れてから点灯まで時間がややかかる(白熱電球は即時)
・頻繁に電源オンオフが行われる場面では寿命が短くなる(白熱電球の場合無関係)
総論:白熱電球と蛍光灯の使い分けについて
総合的な面から見ると、蛍光灯の技術は近年非常に発達してきており経済的な面から見ても蛍光灯は非常に強みがあるといえるでしょう。
ですが、頻繁に電気をつけたり消したりするような場所(トイレや階段など)では、蛍光灯の長寿命というメリットが失われますので、こういった場所では白熱電球の方が向いています。
また、高い演出性から食卓などでは白熱電球で照らす方がご飯をより美味しそうに見せることもできますし、インテリアに陰影をつけて立体感を持たせることができるというのも白熱電球の大きなメリットといえます。
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